小説家という職業 森博嗣を読んで

なぜ、僕はこの本を買ったのだろうか。

それは、単純。小説家に成りたいからだ。

大学生、それもまだ入ってからそれほど時はたっていない。将来大学を出た後、大学院に行くかもしれない。それとも就職するのか、あるいはどこにも拾われることなくニートになるのかその見通しは僕自身にも今はまだ立たない。

そのような状況の中僕は小説家に成りたいと思っている。なるためにはどうすればいいかそれを考える過程で本作品に出会ったわけである。

元大学教授だった作者、森博嗣は夏休みアルバイトのつもりで初めて小説を書いた。そして、それはとある賞に出し認められ出版の運びとなったわけだ。

それ以来本業と並行して作家という職業をやってきた。

その経験から仕事として作家をやっていく方法をつくりこの本で紹介している。

僕は読んだことによりこれからやるべきことが明確になった 。

ここにこれから書くことは自分への約束事だ。

1、1冊目のタイトルを決める。
2、1冊の本を無理やり書き上げる。
3、書き終わったら置いておく。
4、書き終えるとすぐ次の作品を作り始める。
5、1ヶ月ほど置いた1冊めの本を推敲し、どこかの賞に出す。
6、小説家になる。
7、ビジネスとして小説をコンスタントに多数の出版社から出す。


ビジネスとして小説を書くことこれが小説家として長くやっていく上で最も重要なことだ。単なる芸術家気取りはすぐに消えていく。また読者に意図した作品の理解を作り上げられように書くことも作品には求められる。

とりあえず書くことが必要だ。それ以外は今の自分の状態では求められていない。さあ該当する人は取り掛かろう。

すべて(中年サラリーマンから子供まで)の小説家になりたい人と古き体制の出版業界の人におすすめの1冊だ。