ミグストラノート

ラノベ読みの日記です。その他、地質。

森博嗣と村上春樹の共通点

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「謎とき 村上春樹」この本では、村上春樹の作品、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」「ノルウェイの森」についての謎を解き明かしている。
普通に読んでいれば理解出来ないような記述も徹底的に見ていけば必ず作者の考えが隠されていることを教えてくれる。

本に書かれていることは全て意味があって書かれていることを証明してくれる本だ。読み、あらためて村上春樹の凄さを体感した。

全編にわたって村上春樹の作品に隠された謎、ではなぜ隠す必要のある謎の部分を作ったのだろうか。その答えに本記事のタイトルの二人の共通点が関わってくる。

謎を作る答え、それは小説を読むということは謎ときをすることであるということである。謎がたくさん隠されていて、それを読者が小説を読みながら読み解く。もし、すべての謎がとかれたらそれは小説の死を意味する。なぜなら、誰が読んでも同じ解釈しかできなくなるからだ。

だから、小説家は一番書きたいことを隠して書くのだ。

森博嗣も著作「小説家という職業」の中で同概念のことを言っている。

わざと、作品の随所に簡単には読み解けないものを折り混ぜておく。これはすなわち謎と同義だが、これを作ることにより全てがばれてしまうのを防ぎトリックをしられたらもう魅力が半減、といったミステリィに何度も読み返したくなるすっきりしない気持ち悪さを加えているのだ。

謎を作り、いつまでも小説が生き続けられるようにしているというところで彼らは共通点があった。