この記事を再び読むときには何が起こっているだろうか?

今、私はとあるライトノベルを書いている。出来上がり次第、新人賞にでも送るつもりだ。

舞台設定は、100年後の日本、経済がやばい状況にもかかわらずかつての先進国としての地位にしがみつき、破綻した国家。世界3位だったGDPは軒並み発展途上国に抜かれ、あるいは他の先進国に抜かれ、文化と日本人としての誇りを失った日本人たちの物語だ。


まずそんな状況に日本がなるなんてありえない、笑止千万と思う人。その認識は改めたほうがいい。
このままでは、確実に現実になる。
今の日本を見てごらん。政治は普天間やらどこにお金を使うかなんか、ささいなことでもめているあいだに死の影は近づいているよ。

本当にやらなければならないのは、これからの日本をどうするかだ。日本の輸出の力は、他の発展途上国に並ばれ、抜かれることは自明だよ。今だって、勝っているのは基礎研究の分野ぐらいのもの。
それだというのに、既存のマスメディアは、一部の変り種とも言える他の国より優れている技術を取り上げて、日本の技術はまだまだすごい、なんて言っている。

確かにその変り種の技術は、すごいのかもしれない。けどね、実用化出来なきゃ意味が無いんだよ。君たちが紹介した技術の中で、特許をとって世界中で使われ、利益が出たものがいくつあったのだろうか。聞いてみたい。日本の技術は、すごいと言っていれば、視聴者は気持ちがイイかもしれないけれど、ただ目を背けてることに過ぎない。

そして、テレビ局諸君、100年後君たちはいまのままではきっと存在すらなくなるだろう。『テレビ局の終わり』は、今ここに近づいてきている。

この記事を読み返すとき、ああこの時の日本は良かったなと思うことは予想できる。経済もまだ日本は世界の中で頑張れていたときがあったのだと。


最後になるが、上記のことは未来の話だが、だから私たちの手で変えられる。時間はない。
だが、過去にはまだなっていない。日本はまだ誇りを失ってはいないのだ。まだ、終われない。私も最後まで日本を支える。力を貸してくれ日本人たちよ。
日本人が笑って過ごせる国がこの地に100年後も存在することを心より願って。