大学生が就職活動に苦しむ本当の理由

前記事に引き続いてだが、今回はその理由を説明したい。

就職が厳しいのは、いってしまえば簡単なことだ。それは、新規雇用が少ないことだ。多くの大学生で少ない足りない枠を取り合っているからこのようなことが起きている。
その中で、いわゆるコミュ力と呼ばれる能力が高い人が採用され、その能力が劣る人は、例え優秀な人でも採用されないというのが現状である。

私はコミュ力などという曖昧な単位で大学生たちを測るのは明らかにおかしいことだと思う。他者に迎合し、気分をよくさせることが第一に求められる社会などくだらない奴らの集まりでしかないと思うからだ。

しかし現状は私の考えとは、大きく異なる。大学生たちに会社が求めるのは、勉強を真面目にやった人物ではなく、コミュ力の高い学生である。優秀な学生がバカを見るような社会に既になってしまっている。


少し話がそれたが、ではなぜ学生の雇用が少ないのかということに必ず疑問を持つのが必然だろう。

それは簡単。雇うお金が無いからだ。
年を食った中年たちが高い給料をもらっている。よって、若者に回すお金が無いのである。そして、自分たちの高給を維持しようと正社員を雇わず、安い賃金の非正規を大量に正社員の代わりに雇ってきた。

労使交渉だって、所詮老人たちが自分たちの高給を維持するためにやっているに過ぎない。給料が上がったところでびた一文も若者には入ってこないのだ。



この問題を解消する方法は、至って簡単だ。
老人たちの高給を減らす代わりに、減らしたお金を新採用枠の増大に当てることだ。だが、給料の少ない若者たちは、減らす必要は当然ない。十分に苦しんでいるのだから。

また、ひたすら上の人材をリストラして、会社をスリムにすることも有効だ。だが、退職金はあくまでも規定通り払い、早期だからといって過上に払うことはしてはいけない。退職金の支払いはただでさえ会社に損害を与えるのだから。

以上を実行すれば確実に今の大学生の就職難は解消されだろう。