記事のタイトルに100とか30とか数字を入れるのってどうなのって話

最近、記事のタイトルに数字を入れるのがはやっている。これは、山田真哉さんがこの記事で述べているように、タイトルに数字を入れることにより印象を強くし背景を感じさせるという効果を狙った物だと思われる。
けれど、僕にはどうも数をタイトルに入れることはその記事の内容を制限し質を下げているように思えてならない。例えば、何か一つのテーマについて方法を書き出そうとする場合、このきりのよい数字を使うために価値の低い情報を書き出すことでかさましをしているようにしか思えない記事が多数見受けられる。これは、記事の質を低減させる要因にしかならない。
ならばとっかかりに疑問や提言を一つ書き、それから考えを拡張していった方がいいのではないだろうか。そして、あることを説明する過程で発生した疑問などについて説明している内につながりを持った自然な内容が生まれるはずだ。タイトルに数字を入れ、なかば箇条書きのように意見やアイデアを並べるのは、書き手の考えを分断させることでしかないようにみえてならない。


結論としてこの記事で言いたいことは、タイトルに数字を入れることで記事の内容に制限がかかり質が下がるのはもったいないことであるということだ。書き手にとって、やりやすい記事(1つのことから拡張する方法)のスタイルが読者にとって喜ばれる物とは限らないがタイトルの数字の分だけ箇条書きのようになっている記事は、あたかも読みやすく良いものであるように思えるだけで実際の所は、情報を薄くのばしたものを並べたものでしかないことが多いように思えてならないのだ。*1そのように*2100の法則とかいう記事が乱立している今の現状にときどきいらだちをおもえてならない今日この頃だった。
たぶんどこかのブログがこの形式で書いて受けたのでまねをした結果増えたのだろうけど。

*1:昔の書籍はそのものずばりのタイトルであったと思う

*2:いい記事ももちろんある