長野の地学について学びたい人におすすめの本

たまには地質科らしいことをということで、今日は長野県の地学についての一般的な本を紹介したい。
一般的にいって、地学に興味を持ち化石の産地などを探査するようなひとは、各産地について論文などから情報へ得るのが普通であろうが、そこまでいかないまでもどんな地層や化石が長野県にあるということを知りたい人にむけておすすめする本たちである。古い物ではなくできるだけ新しい物を選んでみた。



一冊目、自然史ハイキング 信州の地質めぐり。

信州の地質めぐり―自然史ハイキング

信州の地質めぐり―自然史ハイキング

これは一押しの本。長野県の地学的な名所を網羅しており、それぞれの場所での見所も丁寧に説明していて、初心者でもわかりやすい。本当に素晴らしい本である。また各産地への行き方も書かれている。絶版だが、アマゾンで中古の扱いはある。





2冊目、長野県 地学のガイド。

長野県 地学のガイド―長野県の地質とそのおいたち (地学のガイドシリーズ)

長野県 地学のガイド―長野県の地質とそのおいたち (地学のガイドシリーズ)

手元には旧版しかないが、10年ほど前に新版になった。これも一冊目と同じく、鉄板である。




3冊目、長野県地学図鑑。

長野県地学図鑑

長野県地学図鑑

箱入りで、他にもこのシリーズは植物などいろいろとあり、新潟県版もある。図鑑の名の通り、カラー写真を多用しているのが特徴だろう。この長所は捨てがたい。アマゾンで中古を買うよりも、長野県内の古本屋などでは一冊1000円から1800円ほどで販売しており、そちらで買う方が安い。




4冊目、大地が語る信州の4億年。

大地が語る信州の4億年

大地が語る信州の4億年

絶版だが、アマゾンで中古の扱いはある。




野尻湖のことについて知りたいのならば、そちらに関する本を見た方がいいだろう。これらの本はあくまでも網羅的に紹介している本であるからだ。お役に立てたのならば幸いである。