日本と英米のローンの受け取め方の違い

夫が妻の「家を買いたい!」を断れない理由 - Chikirinの日記
ちきりんさんのこの記事を見てて思ったこと。

そういえば日本と英米では少額ではローンの意味合いが違うことを思い出した。日本では、ローンという物はすべてマイナスのイメージを持ちがちだ。大きな買い物をするときしょうがなく組む物という印象を。

つまり、日本人は少額でもローンという物に対してマイナスのイメージを持っているということなのである。だが、英米ではそれは大きく異なるのだ。

英米圏、特にアメリカではクレジット(信用)というものを作り出すために積極的にローンを組む傾向にある。これは、少額のローンを利子を含め返済していくことで銀行側に信用を持ってもらおうという意図があっての物である。このとき得た信用が、後で大きなローンを組むために役に立つのである。したがって、借金をしてそれを確実に返済しておくことは、信用を得るための重要な手段となっている。

以上の通り、少額のローンに関しては日本と英米ではとらえ方が大きく異なる。日本ではただ単純に借金をしているというマイナスのイメージでしか見られないが、英米ではローンを組み借金をするということは信用を得るための手段として奨励されるのが普通である。だが、ここにおいてローンを組むと言うことは社会的な義務を負うことであるのであって、例外なく返済義務という物が生じる。これが実行できない場合は社会的な信用を失うということでもあるのだ。僕が言えるのは自分のたけにあった規模で金の管理はするべきだということ。金の使い方が荒い人は必ず身を滅ぼす。


参考資料

100語で学ぶ英語のこころ