長野県史・市町村誌目次のデータベース事業について

図書館や古本屋でしばしば見受けられるあの厚い本、それが県史・市町村誌である。地域の歴史や風俗を知る上でかかせないものであるが、この県史・市町村誌の目次が電子化されている。

長野県史・市町村誌 目次検索

このサイトでは、各県史・市町村誌の目次を見ることができる。それぞれの目次は、ブラウザ上で見ることができるほか、巻ごとに画像ファイルを電子スキャンしたものがPDF形式でもあげられている。また表紙の画像も確認可能だ。
キーワードを使用し検索することや各地域ごとのカテゴリを参照することで自分の必要な資料を探すことができる。2月17日現在、登録が完了しているのは長野県史、長野市誌、上田市誌などまだ一部にとどまるがこれから増えていくことだろう。

キーワードによる検索がどこまで使用できるかどうか試してみた。すると、電子化されている目次内の言葉も検索対象になっていることが分かった。例えば縄文時代と言う言葉で検索すれば、中条村誌の一冊が出てくる。

このデータベースの公式の情報サイトは、データベース供用開始。いま広報中 - 長野県市町村史誌等目次情報データベース事業となっている。

データの入力には、構成が各誌ごとに異なることや漢字の問題など問題も多いようだが、意欲的な取り組みにエールを送りたい。
なお、この事業について「図書館雑誌」2月号か3月号の「北から南から」に載る予定だそうだ。



その調子で、本文も画像ファイルでいいので電子化してくれるとありがたいのだが、著作権の問題と手間で無理だろうな。