Macアプリレビュー 「OmmWriter」デザインが美しいワープロに驚かされる


OmmWriter 1は無償、2は600円
Welcome - Ommwriter

巷で話題のOmmWriterというアプリを使ってみたのだが、うならさせる出来栄えだったのでレビューを書きたい。今回使用したのは、1の無償版の方だ。
OmmWriterはワープロである。ワープロというからには、Wordなどのような上面にツールバーが表示される美しくないデザインのアプリだというイメージを持っていた。しかし、この前提があったことで起動したときより強い衝撃をうけることになった。

まず、起動すると突然背景が雪原の画像い変化してから、馬の蹄の音のような音楽とともに荘厳な印象の感じの音楽が鳴り出す。それではじめから驚いたわけだ。確かに変わったアプリだとは聞いていたがそれでも抱いていた印象とは大きく違った。そして、次にその画面構成が変わっていた。

中央にぽつんと、後ろの背景の透かしが入った文字の入力スペースがあるのだが、それ以外は、入力スペースのとなりにある黒丸が縦に数個並んでいるだけというシンプルな構造。Macの優れたデザイン性を象徴しているアプリだと思う。本当に。
さらに、マウスをそのスペースに載せていないときはカーソルと入力した文字以外は見えなくなる。


マウスオーバーした時はこのような感じである。ただし黒線が点線であるが。


その他の特徴。当然のように入力スペースは大きさが左右上下に変えられる。例えるならペイントで紙の大きさを変える様子が近い。スペースの下の方には確定した文字数が表示されていて、指標にもなる。文字の大きさ、種類は前述の黒丸で行う。各黒丸にカーソルを重ねると、丸の右側に飛び出してくる大きさの数値や種類が書かれた別の丸を選択して変更できる。また、背景や音楽にも幾つかのバリエーションがある。

操作のための縦に並べられた黒丸は6つ。1つ目が字体の変更。2つ目が字の大きさの変更。3つ目が音楽の変更。4つ目が背景の変更。5つ目が打鍵音の変更。6つ目が保存、上書き保存、終了を選択するところだ。

今回は1を使用したが600円の2の方は能力的にも向上しているはずだ。
デザインにもこだわっていて、windowsではまず見たことのないタイプだ。インタラクティブ性と執筆に集中を促すという目的を併せ持つこのようなアプリケーションがもっと増えて欲しい。