自宅のMacをお手軽に簡易Wifiルーターにする方法

iPhoneなんかを使っていて、家では3G回線ではなくWifiでネットを高速で、なおかつ電波に悩まされることなく使いたいという人はいるだろう。しかしながら、家にWifiルーターがなく、それができない人もいるはずだ。そんなとき、AirMac搭載のMacならば簡単にWifiルーター代わりをさせることが可能なのである。


使うのは、AirMac搭載(無線LANに接続できるということ)のMac一台。これに該当する機種は、ここ最近のMacでは標準となっているのでよほど古い機種、例えばiBookの初期型なんかでなければ問題はない。

1,Macを起動させ、有線LAN(PPPoEなど)でネットに接続する。

2,システム環境設定を開く。

3,インターネットとワイヤレスの段にある共有項目をクリックする。

4、いくつかサービス名が左側に表示されているが、その内インターネット共有にカーソルを合わせる。

5,共有する自分の接続経路(環境設定のネットワーク接続の欄でどれを使っているか確認できる)を選択し、次に相手のコンピューターが使用するポートを選択する。無線LANにしたい場合は、ここでAirMacにチェックを入れる。

6,相手のコンピューターが使用するポートの下のAirMacオプションのボタンをクリックする。そして、ネットワーク名(無線が届く範囲の人に公開されるので、個人情報は出来るだけ排除する)を指定し、更に暗号化を忘れずにしておこう。Wepしか暗号化は使えないらしいが、それをすることで長さは128ビット、13文字のパスワードが接続に当たって義務付けられる。チャンネルは自動でいいだろう。

7,最後にインターネット共有のチェック欄にチェックを入れる。すると、ネットワークの共有を開始するか聞いてくるので、開始を選択し完了である。

以上のお手軽操作で無線ルーター化することができる。初回接続に当たっては、iPhone側でネットワーク名と先ほど設定したWEPキーが求められるので覚えておこう。一度入力すれば本体側に記憶され、Wifiが有効になっていて、接続を自動で行うようになっていれば、勝手に接続される。

いままで、環境がなくてWifiが出来なかった人も一度は試してみて欲しい方法だ。外出先のホテルなどでも使用できるので有益である。


「メモ」
これと同じことを標準でWindows7にやらせる方法が見つからない。XPではとあるソフトを使えば出来るが7ではどうなのだろう。