ライトノベルの色々な軽さについて

ぶく速 最近のラノベの軽さが本気で半端じゃない

○文章的な軽さ
難しい表現や格調高い表現を避ける。それに加えて改行を多めにすることで読みやすくする。始めは小説全般の一般進出に由来するものだと推測される。知識人からよりライト層へ。元々の日本語自体も簡単になってきている。ライトノベルはその先端だろう。


○内容的な軽さ
きつい内容を避ける。熱い展開も読者を選ぶのでいらない。修羅場もよりライトに、絶望も少なめに。読者が限定されるジャンルもいらない。もしそれらを入れた場合も必ず救いの展開を盛りこみハッピーエンドに近い方向で終わらせる。凄惨な場面を文章的な軽さでカモフラージュ。ライトの文章のほうがダメージが少ない。そして、記述部分も短めに。


そこに理想郷がある。ライトノベルはあくまでも世界の文章媒体の一部分でしかない。更に人の精神は文章媒体以外にも無数にあり、楽な方にライトノベルが逃げても人の精神の弱体化に影響するかどうかは疑問だ。

ライトノベルがこの先どうなるのかには世界及び日本の在り方が関わってくる。そこら辺は学者さんに頼みたい。文学の歴史による変遷とか国、社会による違いなど。