Lion トラックパッド操作(ジェスチャ)パーフェクトまとめ記事


Lionになってから使うことができるジェスチャが増えた。最大では4つの指を使ったジェスチャもあり、iOSで育てられた操作性がLionに取り入れられたと言えるだろう。デスクトップであってもマジックトラックパッドを使って欲しいとジョブズは思っているのかもしれない。この記事ではLionで使うことができるトラックパッド上でのジェスチャについてまとめてみたい。ただし、幾つかの設定は相関関係にあるためどちらかをいじるともう片方の設定が無効になってしまう場合がある。ページ感スワイプを3本指に設定すると、3本指でのウィンドウ移動が無効になるなどが例としてある。そこは、試しながら設定をして欲しい。ちなみに深く押しこむクリックと軽くトラックパッドを叩くタップがあるので要注意だ。

目次
1,トラックパッドの設定方法
2,ポイントとクリック
3,スクロールとズーム
4,その他ジェスチャ
5,まとめ

1,トラックパッドの設定方法
Lionの場合、システム環境設定からトラックパッドの設定をすることができる。システム環境設定は
アプリケーションフォルダにあるのでそこから起動してもいいし、Launchpadから開いてもいい。いずれにせよ、システム環境設定は全体の設定の基本となるものである。

開いた後、上から2段目にあるハードウェアの欄の中のトラックパッドをクリック。すると、トラックパッドの設定画面になる。さあ本題である。


2,ポイントとクリック
大きく分けて3つにトラックパッドの設定は分かれている。そのうち一番左側の設定であるポイントとクリックから説明する。「タップでクリック」は文字通りトラックパッド上で一本指叩くことでクリックできるようにするものである。チェックを入れ、有効にしておくのが最適だろう。
「副ボタンでのクリック」は、ウィンドウズで言う所の右クリックに相当する機能である。これを有効にしない場合、controlを押しながらクリックすることで同機能を使うことができる。今では使う人が少ない副ボタンが無い時代の遺物だが。この項目の設定としては、日本指でクリックまたはタップ、トラックパッド左下隅をクリック、同右下隅をクリックがある。
「調べる」は選択している文字の場合ならばそのすべてを、未選択の場合で文の上でその操作をするとポインタの直下の言葉を、辞書で調べ検索結果を表示してくれる機能だ。三本指でダブルタップすることで使える。
「三本指でドラッグ」では、ポインタがウィンドウ上部のグレーの部分にあるとき、三本指で下にあるウィンドウを動かすことができる。
それらに加えて指での移動へのポインタの反応スピードを調節できる。


3,スクロールとズーム
「スクロールの方向」は有効にするとナチュラルとなり、指を動かす方向にコンテンツが移動するというiOSと同じ設定になる。イメージとしては目線を固定したまま、紙を上げ下げしているというのが適切だろうか。有効にしなければ従来通りに戻せる。WindowsとMacの両方を使っている場合、無効にして統一したほうが混乱は避けられるが、慣れの問題でもある。
「拡大と縮小」は、二本指を広げると拡大、狭めると縮小が行える。
「スマートズーム」二本指でダブルタップで拡大。
「回転」では、二本指をトラックパッドに接触させたまま回転させると、コンテンツを共に回転させることができる。


4,その他ジェスチャ
一番設定が多い項目である。それだけに、色々と便利なジェスチャ使うことが可能だ。
「ページ間スワイプ」最も便利な機能。ブラウザあればこの機能で進むと戻るがジェスチャでできるようになる。割り当てられているジェスチャは3種類、二本指でスクロール、三本指でスワイプ、或いは二本指か三本指でスワイプである。はっきり言ってスワイプとスクロールの違いが分からないのは秘密である。
二本指でスクロールだと有効なブラウザはどうやらSafariだけのようである。まるでページを持って移動させているような不思議な移動がアニメーション付きで行われる。Firefoxなどでは三本指でスワイプ、二本指か三本指でスワイプを設定していないと「進むと戻る」が機能しない。ただしこの場合も3本指以外は使えないようだ。
「フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ」は、デスクトップの移動というのが適切だ。複数の仮想デスクトップを切り替える。ちなみに一番左のデスクトップはダッシュボードになっている。ジェスチャとしては四本指でスワイプ、三本指でスワイプの2つがある。頻度高し。
「Mission Control」は、Mission Controlを起動する機能。従来のSpacesとExposeの合体版。より見やすくなったが最小化しているアプリは表示されなくなった。ジェスチャとしては四本指でで上にスワイプと三本指で上にスワイプの2つがある。
「アプリケーション Expose」とは、同一アプリケーション内でのウィンドウの切り替えを用意にする機能だ。四本指もしくは三本指で下にスワイプするという2つのジェスチャが指定できる。従来のexposeの残骸かな。
「Lounchpad」はLounchpadを起動する機能。親指と三本指でピンチ(指を狭める)するジェスチャ。
「デスクトップを表示」アプリケーションを画面隅にどけてデスクトップを表示させる。かなり便利だろう。Lounchpadとは逆に親指と三本指で広げる。


5,まとめ
以上ですべてのトラックパッド周りの機能とジェスチャの説明を終えた。個人的にはcommand+tabで発動するアプリケーションの切り替えの機能に当たるジェスチャが無くなったのが残念だ。あれは便利だった。
今のところ、Lounchpadの起動をよく使う。人によって差はでてきやすい所ではある。なお、LounchpadとMissionControlの起動はMissionControlの設定の欄にあるホットコーナーの項目でデスクトップ各隅に当てることができる。
この記事がお役に立てることを祈って終わりにする。