ミグストラノート

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる1,2 感想と考察

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)

GA文庫でおそらく一番売れたであろう俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(俺修羅)を読んだ。なぜ今になって読んだのかというと、多くの人がネット上の言葉に煽られて買っている状況でその内の一人に加わることを僕のプライドが許さなかったからだ。つまらない意地を張るべきではないのはもちろん分かっているのだが、それが僕の性分であるのでしょうがない。熱が少し収まってきたので手に取ったわけだが、なかなかに面白い。それで、感激した僕としては、ごめんと謝って感想書くから許してと思ったわけである。以下、若干ネタバレ有りの本文。

物語の構造としては超シンプル。主人公がいて、そこに彼女と幼馴染がいる。第一巻はこの3人の日常で進んでいって最後に転の部分があって終わりという構成だ。第二巻では謎の手紙の主や金髪碧眼の邪魔っ子が入るが構造にはあまり変化はない。この構造自体そんなに珍しいものでもないし、際立ったものがあるわけではない。しかし、ありきたりでありながらこの作品は面白いのだ。
その理由として最も大きいのは会話劇が面白い事である。主人公をツッコミ役にして、幼なじみの春咲千和と彼女である夏川真鈴がぼけまくる。このコンビネーションが完成尽くされている。その会話劇を盛り上げるために二人のヒロインはそれぞれ個性的な特徴を持っている。春咲千和には、可愛いいのにアホな子だが主人公のことを知り尽くしているという個性があり、夏川真鈴には美少女なお嬢様であるのに実は毒舌という個性がある。そのような魅力的なキャラクターが出来上がったからこそ楽しい会話劇作られているのだろう。
次に3人の関係が面白い。彼女である夏川真鈴は主人公の彼女になるのだが、それはあくまでもフェイクと言いはる。もてる女の宿命である男子からの告白の嵐から守るためにという理由でだ。だが実態は一巻後半に行くにつれ明らかに好感度が上がり、本当に好きになってしまっているようにしか思えない。もしかしたらはじめから程度の差はあれ好意を抱いていたのかもというほどに。しかし、主人公は彼女の動作にどきどきこそすれ、本当に好きだとは考えていない。このへんの鈍感さはライトノベル主人公のお家芸といえよう。それは春咲千和とも同様であり、彼女が本当は主人公の事を好きなのではないかという考えを結局は捨てている。そのような要素がただの三角関係から少し違った関係性へと変化させているのだ。お馬鹿な春咲千和を楽しむのもよし、毒舌な夏川真鈴との会話に腹がよじれながら読むのもよしの作品なのである。
話は変わるのだけれど、この作品はドラマCDになっているのはご存知だろうか。

ドラマCD 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

ドラマCD 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

主人公季堂鋭太を間島淳司、春咲千和を豊崎愛生、夏川真鈴を斎藤千和、親友役を小林ゆうという豪華キャストで固めている。春咲千和の千和という名前、これは斎藤千和に由来しているとしか考えられないがあえて、斎藤千和を夏川真鈴役にしたのは好判断だと思うなぜなら、真涼のキャラクターは斎藤千和が声をやっているキャラクターでは最もポピュラーになった戦場ヶ原ひたぎにそっくりだからである。深窓の令嬢風に見えて実は毒舌。戦場ヶ原ひたぎに酷似している。それは両方の作品が会話劇主体という特徴を抱えていることにも関連があるだろう。読めば読むほど、俺修羅は物語シリーズに似ている。そして物語シリーズの中でも偽物語上が最も近いと思われる。会話劇に特化しすぎてストーリーがおろそかになっているところなど非常にそっくりである。もちろんそこがこの作品の惜しいところでもあるのだが。
2巻で新たなヒロインが加わりさらに修羅場ってきている。しかし、実態としてはそこまで追い詰められたものでもないし、ラブコメとして楽しむことができるレベルだ。僕としてはレネシクルよりもこちらのほうが魅力的なキャラクターとシンプルな構造が確立されていて好きだ。後は、もう少しプロットをしっかり作って、伏線を上手く行かして結まで持っていければ更に完成度が上がる。
そういうわけで、会話劇が楽しみたい人にはおすすめのラブコメ、俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎるの感想と考察でした。
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 2 (GA文庫)

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踊る星降るレネシクル (GA文庫)

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