東京レイヴンズ1 感想

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

あらすじ

名家の分家でありながら落ちこぼれ陰陽師候補生・土御門春虎は、北斗や冬至らと過ごす平穏な日々を大切にしていた。しかし、幼馴染・土御門夏目が帰郷したことで運命が動き出し…!?学園陰陽ファンタジー登場!!


積んでた東京レイヴンズを読んだよ。新天地開拓を目論む。さて、陰陽師というのは使い古されたネタだけど、それなりに楽しめたの。王道は強い。

出てきた敵に立ち向かう主人公。大した訓練も受けていないのに、札の力と呪具で強い装甲鬼兵と立ち向かえるのはちょっと納得行かない。いわゆる主人公補正というやつなんだろう。

結末の盛り上がりがとある魔術の禁書目録と違ってすっきりしない。

悪く言えば全てが安全ラインという作品。一歩踏み込んだ個性みたいのが欲しかった。これがベテランというものなのかな。

一巻以降はより陰陽師というものに物語が深く関わっていくようだから、多分更に面白くなるはず。レンタルマギカとは似ているけど違った作品だと思った。

絵師のすみ兵さんは上手いな。ラノベの挿絵描きの中でトップクラスだと思う。モノクロも手を抜いていない。色彩感覚が独特で、これはポスターにしたら映える。

陰陽師とかの魔術物が好きな人はハマること間違い無しの作品だ。