電撃文庫の発行点数の変化について 1993年から2005年まで

電撃文庫の発行点数がやばいということで見てみると確かにやばいですね。他レーベルを圧倒している。

ライトノベル発行点数を調べてみたら、電撃がやはりヤバイ件について - 積読バベルのふもとから

さて、2005年の時点で電撃文庫の発行点数は他を確かに圧倒している。しかし、1993年に生まれたレーベルであるから、2005年に至るまで、発行点数が少ない時期もあったはずだ。それで調べて見た。

方法は、ラノベの杜さんで電撃文庫のデータをtsv形式で出力し、そのデータをエクセルで開き、counta関数で数えるという極単純なもの。他のレーベルも調べていつ点数が抜いたのかを調べることもしたほうがいいが、めんどくさいのでまた今度にする(やるかもしれないしやらないかもしれない)。電撃ゲーム文庫とかもこのデータには入っている。「積読バベルのふもとから」さんのところでは多分除外されているけど。

まずはデータ。

次にグラフ。

この急上昇っぷりを見て欲しい。破竹の勢いで伸びている。2002年が119冊なのでこの時点で月平均10冊程度出ていることになる。ただ、1995年と1996年は45点で変化なし。1998年と1999年もまた、88点と89点とあまり変化していない。この年に何があったのだろう。2005年以降は年12冊ほど伸びていた点数の伸びも緩やかになっている。しかし、まだまだ伸び続けているのも事実だ。

他の新規レーベル、ガガガ文庫GA文庫一迅社文庫などと比較してみると面白いはずだ。後、人気作品の登場時期とかね。講談社ラノベ文庫電撃文庫に並ぶためにはこのレベルの伸びを実現しないとシェアを奪っていくのはきついだろう。