「魔法科高校の劣等生 13 スティーブルチェース編」 感想

全体を通して言えば名作とは言いがたい.

しかし,面白い小説というか好きな小説・作家さんの作品を読んでいるようななんとも言えないワクワク感がある.例えば他の作家さんで言えば戯言シリーズの最後の方の巻を読んでいるときがそれに当たる.

他の人も言われている通り,無理にまとめたのがまずかったというのには同意しておこう.この巻を上として下でまとめれば良かったのだろう.

しかし,これはあくまでもつなぎであるということだ.つまりここでだらだらしてるのは,佐島先生からしてみれば完成度を下げ,理解し難いということである.世の中にはそういう人気作でありながら,いつまでたっても話がまったく進まないで,数年続けてようやく完結.しかし,当時の人気からは程遠い最後となったいう作品がたくさんある.無意味に最後が遠いブリーチとかな.

そういうわけで,名作とは言いがたいが,一読者としては読んでいて楽しかった.