放課後アポカリプス1, 2 感想

毎週水曜の放課後、天使が僕らを喰いに来る。

クラスでのけ者にされ、授業を休んでばかりだった僕は、久しぶりに顔を出したホームルームの直後、あの『ゲーム』に巻き込まれた。全校生徒ごと荒野の真ん中に転送された校舎。与えられた破壊兵器と、異常に強力な肉体。

そこに襲来する異形の敵生物《天使》。全滅させなければ日常に戻れない死のゲームが、週に一度僕らを引きずり込んで繰り返される。

1年B組の司令官〈コマンダー〉となってしまった僕は、普段は僕を虫けら扱いするクラスメイトたちを率い、生き残るため、そしてこの謎だらけの『ゲーム』の目的と正体を暴くため、絶望的な戦いを始める――

極限の戦場を駆け抜けるサバイバルゲーム小説シリーズ、開幕!

アニメ化してほしい。いままで日常系の作品が多かった。例えば神様のメモ帳、生徒会探偵キリカ、さよならピアノソナタといった感じ。今回非現実世界のデスゲームを書くことになって、新鮮な気持ちでなおかつ今までどおりの良い物語を作る才能を感じている。プロットとキャラクターがいいし、もちろんイラストも。二巻は表紙と、開いたところページに表情違いで同じイラストが載っているのだけれど、微笑んでいる方が可愛い。もうすこしカラーで見たい感じ。

ループだと痛い思いを何度もすることになるのではという視点はなかなかにいやらしいです。