重度の近視者が初めてコンタクトを使うのに苦労した理由

はじめに

私は眼が悪い.両目10.0を超えている.裸眼視力を視力表で測ることは不可能な程度だ.

普段は厚い眼鏡をしているが,一度コンタクトをつけてみたいと昔から思っていた.目が良い人は,メガネをおしゃれのように捉えているかもしれないが,私からしてみれば必要があるから否応なしにつけているだけで,掛けていないのが理想だ.

目が悪ければ悪いほど,メガネへの憎しみが増える.

だが実際のところメガネだからもてないんだという中高生の時の恨みが今も向けられているのかもしれない.

コンタクトの話

初めてコンタクトを付けるのにはめちゃくちゃ苦労した.

つけてもらったコンタクトを外すのに,一時間.入れるのに20分.とにかく大変だった.

目を指で触れて,コンタクトをつまむ.もうこの時点で無理!

恐怖しかない.

入れるときは目を見開いて黒目めがけて指を突き出す.怖い.目を閉じる.

すべてが厳しい.

なんでこんなに怖いのか

実はコンタクトを入れる前に,そもそも眼圧を測るところが問題だった.眼圧を測る機械は目のそばまで機械を寄せて,それから風を吹きかけて測定する.吹きかけた瞬間ビクッとなって目を閉じてしまう.これを何度繰り返したことか.

それも踏まえてこれらの経験を振り返ると,結局目が悪すぎてまるで見えていないのが問題なんだと思う.眼圧測る機械も,近づいてくるのがよく見えれば怖くない.コンタクトを外すときも,指がどのあたりにあるのか距離が取れればよいのに,それが見えない.入れるときもどこまでやれば優しく目に当たるのか見えない.

そう目が悪すぎる,視力が低いとそもそもコンタクトを入れづらいのだ.

これをなんとかするには感覚を磨くしかない.どのくらい近づければ.いいかんじなのかを感覚で覚える.

たいへん.